路地裏の食堂でパチリ。みんな陽気な家族じゃったぞ。
町は当然、漢字であふれておる。

オヤ美:さて、朝だわ!宿を出て散策しましょ...、ところで、翔さん、爆睡してるみたいだけど、どうする?

おやぢ:とりあえずやっかいじゃし、そのままにしておいていいんじゃないかの。昨日歩いた町並みも、随分と違って見えるな。表通りは日本の町並みとそっくりじゃが、路地裏は中華圏らしく、風情があっていいのう。さて、腹ごしらえといくかの...。

オヤ美:ほら、あの店もうやってるみたいよ。なんだか昔の豆腐屋さんみたいな軒先で、みんな食べてるわ!

上に見えるのはビリヤード場の看板
豆腐やさんのような店構え。大人から子供までいっぱいじゃ。朝も外食ですます事が多いらしいな。
こうして気軽に食事ができるのじゃ
お店の中はこんな感じ。なんだか学園祭を思い出すのう...。
ある意味オープンカフェ風。味付けも一工夫されていてうまい
自助式とよばれるバイキング方式。好きな物を選んで、目方で値段が決まるぞ。

台湾ならではの嗜好品、ビンロウ。地方ではギャルが売っているらしいぞ

お昼にいただいた鴨肉飯。これもまたボリューム満点、てゆうかワシ、食ってばっかりじゃな..。

おやぢ:台湾では、どの街に行ってもこうして気軽に外で食事ができる、それが醍醐味なのじゃよ。しかもじゃ、こちらでは食べ物の種類を表示しておるから、入ってから失敗した!なんて事もないぞよ。

オヤ美:兄ちゃん、あそこにあるのは何?たくさんいろんな料理が...。

おやぢ:あれは「自助餐」といってな、なんでも自分の好きな料理を選んで食べられる、バイキング方式のお店なんじゃ。よりどりみどり選べるんじゃよ。

オヤ美:これだけ見ても、台湾は食物には事困らないわね。あれ、あの緑色のカウンターみたいなのは何?

おやぢ:あれは、ビンロウという特殊な果実でな、タバコと同じような台湾の人たちの嗜好品なんじゃ。かむと覚醒作用があるらしく、トラックの運転手に特に人気があるらしいぞ。そういえばオヤ美、街の中の地面に血の跡をたくさん見かけんかったか?

オヤ美:そうそう、あれを見て、台湾って結構恐いところなのねって...。

おやぢ:あれ、実の中に味噌をはさんでかむのじゃが、かんで吐き出したその汁が真っ赤なんじゃよ。さっき血の跡に見えた物は、みんなビンロウの跡なんじゃ。なんでも20個に1個は、かなり「キク」しろものらしいの、あとで翔にこっそり毒味させるとするかの...。

オヤ美:全く鬼畜な人ね。そうそう、この近くに「阿宗麺線」という美味しいそうめん屋さんがあるらしいの!いってみましょ!

麺線の老舗。すぐに食べられるぞ! 阿宗麺線。これは大当たりじゃ!

おやぢ:おお、これが地元でも有名な麺線(そうめん)屋さんか....おお、とろみのあるスープに鰹だしがきいておる、ちょっとピリカラで...これは日本人の味覚にもぴったりじゃ!

オヤ美:具もたくさん入っているし...。これは、台湾でしか味わえない味ね!お昼になって、西門街もずいぶんにぎわってきたわね。ぶらりとしてみますか!