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おやぢ:さあ、そんな訳でワレワレ、仁川国際空港についたぞな。しかし早いのう、2時間強でついてしもうた。おお、空港ほとんどハングル文字じゃわい。ここから、バスにのって約40分、ソウル市内の光化門に今晩のお宿があるんじゃ。さあ、腹も減ったし、行ってみようぞな!
オヤ美:空港からバス探しが結構大変かも。まずチケットを買わないと...。人数が多かったら、タクシーを使うってのもアリかもね。
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空港を出てバスのり場へ。チケットを購入せねばならないんじゃ。 |
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おやぢ:さあ、宿への近くについたぞ。おお...見渡す限り、ハングルばかりじゃな。 はてさて、ニホンゴを探してと...。ない!全然ない!こまった!困った事にローマ字標記すら見当たらんぞよ!
オヤ美:ニホンゴがないのは、あたりまえよ!..こまったな、地図もないし...。
おやぢ:こんな時に備えての、韓国語を勉強しておいたんじゃ。とりあえず声をかけてみるぞな。あ〜、ちょっとそこのアジョシ(おじさん)!アニョハセヨ〜!!道を教えてほしいぞなキムチ。
オヤ美:あらビックリ、さすが兄ちゃん、珍しく見直した!、けど語尾のキムチって...。
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宿は光化門近くへ。近くに美術館や大型書店もあり、開けた街じゃぞ。 |
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おやぢ:とりあえず、ソウル市内の宿まで辿り着いたの。いや〜、しかしほんと親切な人じゃったな。なにしろ宿に電話まで入れてくれての(注2)、宿のおかみさんも感じよいな、迎えにきてくれたので助かったの。
オヤ美:ここの宿は、日本のひともたくさん来ていて、わかりやすくていいわね。
おやぢ:何しろ宿代が一日20000ウォン(約2000円弱)(注3)というのがリーズナブルじゃな。どれ、とりあえず部屋に入ってみるかの..。およ!なんだか床があったかいぞな!これが噂に聞くオンドル(注4)ってやつじゃの。今は4月、まだそう寒くはないが、冬の間は、これで乗り切るって訳じゃな。
オヤ美:...兄ちゃん、とりあえずテレビでもつけてみない?
おやぢ:おおそうじゃな。冬のナンタラとか、今日本でも流行りまくっとるからの。おお、みんな韓国語でしゃべっておるぞ。しかも70チャンネル近くあるの。
オヤ美:それぞれ専門の番組に分かれてるらしいわ。ドラマ専門のチャンネル、歌番組、ニュース専門、子供向けアニメ専門...。日本語番組チャンネルもある!あ、陣内孝則。
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宿は裏路地を入ったところの大元旅館へ。回りの看板が、なんとも印象深いんじゃ。 |
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野球中継がTVで。韓国にもプロ野球は大人気じゃ。 |
鉄道のイメージキャラクターらしい。子供番組に登場していたぞ。 |
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宿の入り口は、漢字標記なのでわかりやすい。地図なしでは辿り着くまでが大変じゃがな。 |
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おやぢ:ドラマは言葉がわからなくても、見てるだけで面白いのう。韓国ドラマは登場人物の役どころがわかりやすいからな。しかも、夜中までやっておる。...おいオヤ美、なにチャンネル交えまくっとる!
オヤ美:何って、きまってるじゃない!ヨン様探してるのよ!
おやぢ:おいおい、それなら交番に聞けばすぐわかるじゃろ。
オヤ美:そっか、それもそーね。あ、兄ちゃん、テレビで剣道やってる。なんか発音が微妙にちがう(注5)...。
おやぢ:さてと、おや美、ちと腹ごしらえに出かけるか。ワシの今回の旅は、99%食う事をモクテキとしておるからな。観光はお前に計画を全てまかせたぞな。
オヤ美:ほんっとしょうがないわね〜。だから自称教授なのよ。とりあえずこの辺の近く、ブラっとしてみましょ。
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宿の内装はこんな感じで、旅行者が歓談できるフリースペースがある。 |
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(注2)韓国の人は皆さん本当に親切な人ばかり。この他にも、宿のおじさんに行きたい場所を訪ねたところ、なんとバスにのって現地まで案内してくれたのだった。しかもバス代も「自分が払うから」と言って聞かず、申し訳なさと、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。。
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(注3)韓国の相場は約10W(ウォン)=1円弱。なので、買い物をする時は1けた減らして考えると分かりやすい。物価は大幅ではないが、日本より安め。得に交通費と食費は安い印象がありました。
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(注4)オンドルは、かまど等の煙を床に通して部屋を暖めるという床暖房装置。練炭を使用する為、一酸化炭素中毒による事故があったため、現在はガスボイラー方式が普及しているようだ。
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(注5)剣道は、韓国ではkumdoと呼ばれ、街角で頻繁に道場を見かける程普及している。作法も韓国流で、打突部位の呼び方も違い、「そんきょ」も無いのが特徴的。
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